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台頭するウェアラブルデバイス

ウェアラブル

携帯から装着へ

情報端末の持ち歩きは、ここ10年の間で特に進歩したIT分野と言えるでしょう。
電話やパソコンが持ち歩けるようになり、どんどん小さくとも高性能なものとなっていきました。
そして今、新しい持ち歩き端末の形として登場しつつあるのが「ウェアラブルデバイス」です。
直訳するのであれば「装着できる端末」ということになるでしょう。

例えば、具体的な例として、メガネのように装着できる端末というのがすでに販売されています。
その性能についてはまだまだ途上であると言わざるをえないものの、画面を見ながら操作をするのではなく、そのままの視点で利用出来る、という画期的なデバイスと言えるでしょう。
また、腕時計のようにして装着できる小型デバイスも続々と登場しています。
こちらはすでに実用段階と言えるようなものも多くなってきており、機能こそそれほど充実していないものの、通話機能などは利用出来るものが多くなってきました。

今後のウェアラブルデバイス

では、ウェアラブルデバイスは将来的にどのような進化を遂げていくことになるのでしょうか。
ここでは1つのサイトを紹介し、それを元にして考えてみましょう。
>>ウェアラブルデバイス市場は今後どうなる? | CNET

ウェアラブルデバイスについて、少なくとも当面の間はフィットネスバンドやヘルスバンドのようなのものが優位を築くであろう、というのが上記の見解です。
これらのものは他のウェアラブルデバイスに比べると、それほど高度な技術がなくとも開発が出来ます。
開発費に費用がかからないために、比較的安価で市場に出回りやすいことが理由になるようです。

ただ、やはりメガネ型のように視覚的な情報を利用することは難しく、「高機能」なウェアラブルデバイスとしての発展性はそれほど高くはないと言えるでしょう。
そして今後、このような開発が活発となることで、「見た目」も重要な要素の1つとなるようになってくる、としています。
仕組み自体に差別化が難しくなれば、当然デバイスとしての美しさ自体も評価対象となるでしょう。
特にメガネ型のようなものの場合、いかにスタイリッシュなものにして装着していることに違和感がなくなるかがカギとなってくるはずです。

しかし、このデバイスの発達はまだまだ黎明期であり、今後はより高度なものが安価で購入出来る時代へと突入していく、という見解も示しています。
パソコンははじめとても高額なものであったものが、今では手頃な価格でも購入出来るようになったように、ウェアラブルデバイスもより一般に普及しやすい形へと変貌していくことが考えられるでしょう。
今はまだ生まれたての技術も、いつか成熟した時には誰もが手にできるものになっていく、その途上にあるといえるのではないでしょうか。