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エンジニアとして独立するには

独立

お抱えエンジニアから

エンジニアに限ったことではありませんが、いわゆる「独立開業」をする場合、まずはどこかに務めてお抱えとして仕事をし、そこで経験を積んで知識を得た上で独立を行うことになります。
ただ、この独立というのは誰もが行うべきかというとそうではありません。
独立に向いている人もいれば、そうでない人もいます。
では、どのような人が独立に向いているのでしょうか?

まず1つ目としてあげられるのが、仕組みを知ることが好きだ、ということです。
労働者としてどこかで仕事をするのと、自分が経営者となって独立するのとでは、仕事の体系が大きく違います。
前者の感覚で後者の仕事をすると必ず失敗します。
そうならないために、自発的に仕組みを考えていくことが重要になるわけです。

次に重要なのが、感情的ではなく論理的な嗜好パターンを持っていることです。
独立した場合、仕事の獲得から次の仕事へつなげることまで、すべて自分に返ってきます。
こういった中で感情的な仕事をすると、後に問題が大きくなることが考えられるでしょう。
自分で制御出来ないのであれば、独立をするのには向いていません。

さらに、向上心があることが重要です。
エンジニアとして必要なことというのは、日夜進歩しています。
少なくともこの時代の変化に追いつけるような日々の努力を欠く事は出来ません。
独立して仕事をする場合、ここに問題があると途端に仕事がなくなります。

この他にも、技術力だけではなく社交力があることや、財政などについてもある程度勉強をする事ができることなどを挙げる事ができます。
お抱えエンジニアであれば究極技術力だけが有れば良いわけですが、独立するとそうはいかないことを理解して置かなければいけません。

独立後のポイント

では、独立後にポイントとなることを考えてみましょう。
まずはエンジニアにとって大きなハードルの1つとなりやすい、「営業」について考えてみます。
自分を売り込む営業を行なわなければ、独立後の仕事というのは舞い込んできません。
営業において重要なのは「何故自分を使うと良いのか」をアピールすること、「クライアントの考えをしっかり聞いて相談が出来る」こと、そして何よりも「信頼出来る人物である」ことが重要です。

この3つを、知らない相手に上手に示すというのは、意外に簡単なことではありません。
どうしてもこれを自分で行うのが難しいのであれば、完全に個人で行うのではなく、営業担当者としてのマネージャーを付けるのも1つの方法でしょう。
すべてを1人でやらなければならない、というのが独立ではありません。
逐次、自分では難しい所は誰かに任せる、ということも独立をする上で重要なポイントとなります。

また宣伝や広告を行うことで、営業を最小限に済ませられることもあります。
例えばSNSでエンジニアの仕事を募集したり、Googleで広告を出したり、自分のホームページを作って仕事を募集するような方法が取れます。

これらの宣伝と並行して営業も行うことで、確実な収入を得ることができるでしょう。

そしてもう一つ、独立後に自分で考えるべき、ライフマネジメントについても紹介します。
個人事業主となる場合、社会保険のようなものは会社から与えられるものではありません。
個人で行える範囲で行っていかなければならない訳です。

例えば年金も厚生年金ではなく、国民年金となるわけですが、国民年金だけで老後を生活することは不可能です。
実際に老後どのように生活していくのか、ということを考えながら、どうお金を調節する考えていく必要があるでしょう。
独立すると、全てが自由になります。
自由というのは、一見するとなんでもしても良いように思われがちですが、実際には「何をするべきか」を考えなければならないということです。

自分で自分の人生を考えることが出来るのであれば、独立の道を模索すると良いでしょう。