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日本企業と外資系企業のエンジニア待遇

エンジニア

国内と海外の年収事情

エンジニアの待遇について考えるとき、日本企業と外資系企業では大きな違いがある、と言われることがあります。
しかし、実態としてはどうなっているのか、というのはデータとしてあまり知られていない部分も多いでしょう。
そこでここでは、年収とスキルアップの面から日本企業と外資系企業のエンジニア待遇について見ていきます。

まずは年収についてです。
日本のエンジニアは、30代前半で420万円前後、40代で618万円前後、というような平均となっています。
対して外資系の場合は、30代前半で515万円前後、40代で710万円前後と、上がり方のラインこそ似ているものの全体的に高くなっているのが現状です。
確かに年収面だけを見ると外資系企業の方が優れている、といえるでしょう。

また外資系は外国人社員と接する機会が多い部署もあり、英語が必須になっているケースもあります。
そのため英語のスキルがあると、外資系企業への就職や昇進に有利です。
外資系に興味のある人は、オンラインの英会話教室などをうまく利用して学習を行いましょう。

スキル面の比較

では、エンジニアにとってもう一つ重要な要素であるスキルアップについてはどうでしょうか?
外資系では「社内のスキルアップ研修」に重点を置いており、こういったものを積極的に利用することによってスキルアップが図れるようになっているケースが多く見られます。
対して日本企業の場合には「先輩や上司からの指導で学ぶ」というOJT形式が取られていることが多く、形式の違いが見られます。

自主性がある人であれば変わりませんが、日本の場合は教育を受けることも業務の一環として考えられている節があり、そういった点では仕事の中で成長していけるというメリットがあります。
どちらが圧倒的に優れている、ということはないものの、自主的に勉強できるという意識がない人だと外資系でのスキルアップは難しい環境となっている、というのが現状と言って良いでしょう。