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IoT・M2Mシステムの導入事例

インターネット

未来への橋頭堡

IoT、という言葉を聞いたことがあるでしょうか?IT関連に詳しい人であれば、聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
IoTというのは、Internet of thingsの略称で、今まではオフラインで運用されていたものにインターネットへの接続システムを導入することにより、より幅広い動作を可能とする、ということを指しています。
今までは出来なかった情報収集システムなどを実装することが出来るようになり、できる事の幅が大きく広がる、ということが注目を集めているのです。

特にこのIoTが重要性を帯びる分野の一つとして、バズワードというものがあります。
バズワードというのは、マーケティング主導による手法のことを指しているもので、マーケティングのための手段の一貫としてインターネットを組み込むことによってその精度や範囲を揚げる、ということが目的となっています。
今後これらのシステムを導入する事例というのはより一層増えていくことが考えられるでしょう。

人とモノを繋ぐのがIoTで、モノとモノを繋ぐ場合はM2M(Machine to Machine)と呼ばれています。

では、現在時点において実際にIoT・M2Mシステムが導入されたものにはどんなものがあるのでしょうか。
ここでは実際の導入事例についてもいくつか紹介し、未来に向けた技術革新をどのように利用していくのか、考えるための材料として提供します。

実際の導入事例

実際にIoT・M2Mシステムが導入された事例として、地下鉄監視システムがあります。
日本国内ではなくロンドンの地下鉄の事例になりますが、今まではオフラインで行なわれていた地下鉄の監視網をインターネットを用いて行なうことによって、よりリアルタイムな状況確認が可能になったというものです。

例えば電車や、周辺設備に対して問題が発生した場合、これまでであればその問題を確認した職員によって他の部署に対する伝達が行われ、対策を行うという経路をたどることになったものが、インターネットを利用することによってどこにどんな問題が発生し、どのような対応をいつまでに取るのか、ということがリアルタイムに配信され、検討出来るようになったということです。

このシステムにおいて重要なのは、実際に問題が発生してからスピーディに対処を行うことができる事だけではありません。
もう一つ、実際に問題が発生する前に、早い段階から準備を進め、問題の拡大を防ぐことが挙げられます。

異常が発生した時点で、次の異常につながらないように対処していくことが、IoTやM2Mを利用できるメリットとなります。

このように、大規模なインフラでの利用例を紹介しました。
ただ、このシステムはより身近な例でも利用出来る可能性が十分にあります。

まだまだこのようなシステムを導入している所は多くありませんが、例えば家電などに組み込むことによって機器の状態をオンラインで発売元に連絡し、リペアが必要であることが分かれば連絡を入れる事ができる、といったようなシステムを構築することも考えられるでしょう。

ユーザーサポートをより幅広く行うためのシステムとしても、期待されています。

さらに、家電自体の仕組みを強くすることもIoTとM2Mで考えられることの一つでしょう。
例えば冷蔵庫にインターネットに接続し、レシピを検索できるような仕組みを組み込む、というような例です。

すでに導入されているものではないものの、今後期待出来るものの一つとして、注目に値するでしょう。